10-1 機器の選定

医療機器の選定は、クリニックの診療コンセプトや診療内容に合わせて行うことが重要です。また、経営面で収益性が確保できるかどうかも検討し、院内図面作成時には大筋で決定しておく必要があります。
選定のポイント
- 診療コンセプトに合った機器選定
クリニックの診療内容を明確にし、それに適した医療機器を選びます。 - 経営視点での収益性の検討
購入する機器が診療業務を効率化し、収益に結びつくかを慎重に検討します。
注意事項
- レイアウトの確定
機器選定が遅れると、以下のような問題が発生します。- 機器を設置できる十分なスペースが確保できない。
- 診療フローや人の動線が変更され、図面修正が必要になる。
- 後々の設計変更が困難になる。
- 電気容量と寸法の確認
- 総消費電力を計算し、建築・内装業者に伝えます。
- 機器の寸法や重量を事前に業者へ報告し、図面に反映してもらいます。
- 見積り依頼の注意
- 見積りを依頼する際は、先生のお名前をメーカーに伝えることになるため、取り扱いには注意が必要です。
開業することを秘密にしている場合は、メーカーに情報が漏洩しないよう事前に説明しましょう。
- 見積りを依頼する際は、先生のお名前をメーカーに伝えることになるため、取り扱いには注意が必要です。
- 納期管理
- 開業1か月前に研修をスタートできるよう、納品スケジュールを確認します。
- 医療機器だけでなく、消耗品や備品についても余裕を持って受注・発注を行います。
10-2 保守点検

医療機器は、長期間使用するために定期的な保守点検が欠かせません。購入後の保証や保守サービスについても検討し、早めに対応することで費用を抑えることができます。
保証期間と保守サービス
- 保証期間
医療機器には通常、購入後1年間の保証期間が付いています。この期間内に不具合があった場合は無償で修理対応が可能です。 - 保守点検サービス
- 保守点検サービスに加入することで、2年目以降も定期点検や修理費用の負担軽減を受けられる場合があります。
- 部品代が無償になる、または割引価格で提供されるサービスもあります。
加入時のポイント
- 早期加入のメリット
早めに保守点検サービスに加入することで、費用が抑えられる場合があります。購入時点で加入について検討し、必要に応じて案内を行いましょう。 - サービス内容の確認
保守契約内容や対象範囲、対応可能な故障の種類を確認しておくことが重要です。
10 – 3 機器一覧表
医療機器の選定を効率化し、選定漏れを防ぐために必要な機器をリスト化します。これにより予算管理や発注作業の進捗も管理しやすくなります。

